ハウス栽培で儲かる農業とは?露地栽培との組み合わせて収益アップ!

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「ハウス栽培」と聞くと何だか儲かりそうな印象があるのは私だけでしょうか?(笑)
しかし、ただ闇雲に手を出したのでは儲かるわけがないですよね…。
そんなわけで、「ハウス栽培で儲かる農業とはどんなものなのか?」という事を考えてみたいと思います。
また、私は「露地栽培と組み合わせる事でさらに収益アップも狙えるのでは?」と考えております。

ハウス栽培で効率よく儲けるためには?

まず「ハウス栽培」には初期費用(ハウス費用)が必要です。
ですので、露地栽培と同じ条件で販売していてはもったいないと思います。
そこで、ハウス栽培で儲かる農業というのは以下の様な付加価値を付けることが必要でしょう。

  • 露地栽培では出荷出来ない時期に出荷する。
  • 露地栽培よりも高品質なものを作る。

まずは「露地栽培では出荷できない時期に出荷する」事について触れていこうと思います。
これについては私は「タラの芽」と「ウルイ」で実践済みです。

天然のタラの芽とウルイは通常春の雪解け後に収穫が可能となり、収穫可能時期も短いです。
しかし、私はハウス栽培によって1月~3月までの、冬の期間もタラの芽とウルイを収穫しております。
通常では収穫できない時期に出荷が出来るので、相場も高めになっております。
これも「儲かる農業」の一つのモデルとなっている様に思います。
さらに、タラの芽とウルイは冬に雪が積もる地域においても、周年栽培を可能に出来るというメリットがあります。
タラの芽とウルイ栽培の詳細については以下の記事にて紹介しております。

タラの芽の水耕栽培はこの方法がベストハウス栽培の秘訣

山菜のウルイを冬にハウスで栽培するための3つのコツを教わりました!

次に「 露地栽培よりも高品質なものを作る 」事について考えていこうと思います。
ハウス栽培では生育環境をある程度調節できる(炭酸濃度の調整、灌水の時間等)というメリットがあります。
私はまだ実践しておりませんが、知り合いの農家さんはイチゴのハウス栽培で炭酸濃度を調節する装置を導入し、高収量、高品質のイチゴを栽培しております。
こういった装置は初期投資も必要となるので、導入には勇気がいりますね…。
農業の補助金も多いので、有効に利用しながら導入するのが良いと思います。
知り合いの農家さんはこの装置の初期費用を1年で元を取ったと言っておりました。
これはあまりにも上手くいった事例ではありますが、適切な投資をすれば必ず元を取れるという事だと思います。

露地栽培との組み合わせで収益アップを狙う!

ハウス栽培だけで周年収益をあげるのは就農したての農家にとっては難しいと思います。
周年収益をあげるためには相当なハウスが必要で、その分投資が増えてしまいます。
そのため、私はハウス栽培は冬期間のみで、他の期間は露地栽培で稼いでおります。
こうすることにより投資額を抑えて周年収益を得る事が出来ます。
元々就農するための資金が無かった私は、ハウス資材の経費も抑えて作りました。
出来るだけコストを抑えたハウス栽培については以下の記事で紹介しております。

ハウス栽培で冬でも農業で収入を得るための豪雪地での雪対策

ハウス栽培と露地栽培を組み合わせるのも、「儲かる農業」の一つのモデルであると私は確信しています。
私は露地栽培ではネギを中心に、ハウス栽培ではタラの芽を中心に、2つの経営の柱を作りました。

稲作とタラの芽・ウルイを組み合わせている農家さんもおります。
なぜ私が2つの柱を作ったかというと、従業員を通年雇用するためには年間を通じて仕事が必要だったのと、雪国では冬とそれ以外の季節では露地の環境が違いすぎて、単一品目では年間を通じて収入を得るのが難しかったからです。
試行錯誤を繰り返した結果、ハウス栽培と露地栽培を組み合わせた儲かる農業の仕組みが出来上がっていきました。
私の様な方法が必ずしも儲かる農業さんの仕組みという訳ではなく、地域や農家の性格にもよって様々な経営モデルがあると思います。
「儲かる農業」の成功モデルの一つとしてご紹介出来ればと思っております。

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「ハウス栽培で儲かる農業とは?露地栽培との組み合わせて収益アップ!」への1件のフィードバック

  1. 大変参考になっています。本当にありがとうございます。時期が来たら直接伺って訪ねてみたいです。その時はご指導の程宜しくお願い致します。

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