冬のハウス栽培で使用した設備を利用して野菜苗づくり!苗販売が儲かる理由

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私は冬の農業として、山菜をハウス栽培しています。

山菜をハウス栽培している期間は、12月中旬から3月中旬位までです。

それ以外の期間は、ハウスを遊ばせている事になります。

せっかく投資をしたのに、たった3カ月しか使用しないのはもったいないです。

そこで、私は山菜の設備を使用して野菜苗づくりをしています。

野菜苗は管理が命!

私の場合は2月の中旬から九条ネギの播種やナス台木の播種が始まります。

その頃になるとハウス内の温度も上がりやすく、山菜のハウス栽培の時よりも温度に気を配らなくてはなりません。

主にウルイの温床を利用して野菜苗づくりをするのですが、ウルイの最盛期である1月から2月はほぼ毎日雪が降っているのでハウス内の温度が上がりすぎるという事は殆どありません。

そのため、温床内の温度が上がりすぎるという心配はありません。

しかし、2月中旬以降からは条件が違います。

陽気も春に向かっていき、晴れの日が多くなります。

そうなると、ハウスの中は余裕で30℃を超えてしまいます。

ハウス内が暑くなれば、温床内も自然と温度が上がってきます。

油断していると、35℃以上になってしまう事も…。

そのため、日中は温床内の温度を下げる工夫が必要になります。

私の場合は定期的に換気をしています。

しかし、夜になると外の気温は氷点下まで下がります。

ハウスの中も0℃に近くなります。

ですので、夜は温度を上げる工夫が必要です。

ウルイの温床は電熱線で温度を上げる事が出来るので、夜は電熱線で温床内の温度を上げています。

また、播種後に土が乾かないようにも注意が必要です。

私の場合は保温と渇き防止のために、播種後から芽が出るまでの間はセルトレイの上にパオパオという保温シートをかけています。

野菜苗でキャッシュフロー改善

野菜苗づくりには、資金繰りのために以下の2つメリットがあります。

苗の代金を節約できる。

・苗を販売して収入を得る事が出来る。

農業は常に先行投資です。

作物を収穫して収入を得るまでには、苗や肥料、マルチなどの資材を購入しなくてはなりません。

この投資が結構きついのです…(笑)。

冷夏の年は作物の生育も遅れ、資金の回収が遅れて特につらかったです…(涙)。

作物を収穫するまでに、最も高額な投資が実は苗の代金なのです。

自分で野菜苗を作る事により、最も高額だった投資を最小限に抑える事が出来ます。

そして、苗づくりに自信がついてきたら、苗を販売する事で収入を得る事が出来ます。

私は地域の方々の家庭菜園用に野菜苗を販売しています。

1件の注文数は少ないですが、多くの方々から購入してもらい、なかなかの収入を得る事が出来ました。

評判も良く、毎年注文数が伸びています。

野菜苗づくりをするまでは春の苗の投資が多く、春は資金不足になりがちでした。

苗を販売できるようになってからは、春も収入を得る事が出来るようになりました。

苗の販売を拡大していく事によりキャッシュフローの改善が期待できそうです!

野菜苗に関しては今後も力を入れていこうと思います。

ナスの継ぎ苗。評判も良く、注文数が最も伸びている商品です。

野菜苗が生み出す利益

苗の販売は野菜を販売するよりも利益率が高いです。

私の場合ですと、利益率は50%以上にもなります。

“1年中野菜苗が売れれば、ものすごい利益になりそう!!”

そんな事を思わず考えてしまうのですが、苗が売れる時期は春だけなのですよね(笑)

残念ながら、それ以外の時期は殆ど売れません。

しかし、春に大きな利益を得られるのは、農家にとって大きなメリットです。

作り過ぎて余らせない限り、確実に利益は出るでしょう。

足りない位がちょうど良いと私は考えています。

さらに、ハウス内での作業になるので、天候不順などの影響が少ないという利点があります。

私は5月中旬まで野菜苗の管理でパイプハウスを使用しています。

さらに夏は遮光幕をかけてカボチャの乾燥にも使用します。

“せっかく投資したハウスを、遊ばせておくのはもったいない。”

そんな考えから始まった野菜苗づくり。

予想以上に手ごたえがありました!!

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