開墾後の畑

耕作放棄地を開墾!農業若手としての挑戦、農地取得に向けて。

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新規就農する際の最初の課題として農地の取得が考えられると思います。
私の場合は父が所有していた畑はすべて荒れていたので、得にそれが悩みでありました。

農地を借りようにも、すでに作付けしている畑を新規の農家に貸し出してくれる方というのも少ないかと思います。
以前の記事でもご紹介しましたが、結局私は父が荒らしていた畑を開墾するところから農業が始まりました。

耕作放棄地を開墾するという事はとてもリスクのある事のように感じますが、決してデメリットだけではありません。
今回は耕作放棄地を開墾することのメリットとデメリットについて書いていきたいと思います。

開墾前の畑
※開墾前の荒れ地、古木が無数に生えていてこれでは耕うん出来ません。

開墾していたのは農地だけではない!

メリットについてですが、最初に挙げられるのは貸し手に交渉しやすいという事であります。
畑が荒れているという事は、当然地主の方はその畑を使用しておりません。
すでに使用している畑を貸してほしいと言っても、貸して下さる方はまず居ないでしょう。
しかし、耕作放棄地であれば貸して下さる可能性はぐんと上がります。

さらに、開墾費用はこちらで負担しているので、通常に比べて地代を安く交渉することが出来ます。
場合によっては地代をタダで良いという地主さんまで居ます。

そして、私が何よりも嬉しかったのが、近隣農地の方々がとても喜んでくれたという事です。
隣の畑が荒れていると、そこから虫などが発生するので、あまりうれしい事ではありません。
かといってどうする事も出来ません。
そんな荒れ地を開墾する人が現れたので、とても喜んでもらえました。

耕作放棄地を開墾していると、必ずと言って良いほど近隣農家から声をかけていただけます。
そこから新たな出会いが生まれ、次々と農地を紹介していただけました。
H30年現在、開墾した農地は約2haにもなりました。

これは決して私一人で出来た事ではありません。
農地を紹介して下さった方々が居たからこそ出来た事であります。
この時私は、自身が開墾していたのは農地だけでは無く農家同士の絆も開墾していたのではないかと気づきました。

開墾後の畑
※開墾後の畑、古木もすべて伐採・伐根し立派な畑が出来上がりました。

耕作放棄地は雑草との闘い。

当然の如く、開墾はメリットだけではありません。
荒れ方の具合にもよりますが、開墾には初期コストが多くかかります。
私が開墾した農地の中には木を伐採する必要がある土地もありました。
木を切る労力、切った木を片付けるコスト等々初期投資はかなりのものになります。

そして私が最も苦戦しているのは雑草退治です。
私の経験では開墾後3年間は雑草との闘いです。
これまで作付けされていなかったので、雑草は好き放題生えてきます。
それをそのままにしていたのでは作物の生育に悪影響を及しますので、管理されていた畑よりもこまめに除草作業が必要となります。
最初の1年間は特に除草作業に時間が取られるでしょう。

開墾事業(Field of Tomorrow)

以上が耕作放棄地を開墾する事のメリットとデメリットです。
農地を拡大していくためには、開墾が必要となってくる事もあるかと思います。

そんな農家さんの支援を出来たらと思い、開墾事業を立ち上げました。
今は荒れ放題に荒れている土地かも知れませんが、将来は有望な農地へと生まれ変わるかもしれません。
そんな想いを込めて、開墾事業をField of Tomorrowと名付けました。

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